FASHION

Clothing is made whole by the features that come into being when it is worn. Depending upon the delicate balance of various elements such as material, form and color, the time and space around the person who wears the clothing are completed as well.
In this way, clothing is a spatial and theatrical commodity that changes the continuity of our daily lives into a never-ending performance.
We at THEATRE PRODUCTS see operating a company that designs, products, and sells clothing as being theatrical as well.

Our reality as an organization that physically exists in a corner of the world with the purpose of bringing “expressions of the body as media” Into everyday life is in a way a living allegory of the structure of a theatre. By cutting something out of the world and putting it up for display on stage, we give our audience time to concentrate and think about its meaning.
One by one, we put our offhand gestures as a fashion brand onto the stage and under the spotlight. In coming to terms with fashion, we continue to ponder its true meaning.
We want to convey that no matter the location or circumstance, as along as fashion exists there, it is complete as a theatre. Fashion creates a theatre wherever it goes.

服は、着たときに生まれる、ある独特の空気感によって成立します。
それは、素材やフォルムや色など様々な要素の微妙なバランスに依るもので、
着る人の周りの「時間」と「空間」を伴って完成されます。
洋服とは、このように、空間的で劇場的な商品です。終わりのない日常に、終わりのない演劇がうまれます。
洋服をデザイン／生産／販売する会社を運営するということも、劇場的であるとシアタープロダクツは考えています。

「身体を媒体にした表現」を日常で展開するための組織が、世界の一隅にフィジカルに存在している現実は、劇場の構造についての生きた寓話です。
何かを世界から切り離し、舞台に上げて見せるということは、それ自体の意味について、観客が集中して考える時間をもたらします。

ファッションブランドの何気ない所作ひとつひとつを、わたしたちは舞台に上げて、ファッションに取り組むことで、ファッションそのものについて考え続けています。
すべての場、すべての状況は、ファッションがあれば、劇場として完成しているのです。
ファッションは、あらゆる場所を劇場にします。

SUSTAINABLE

株式会社シアタープロダクツはSDGs事業認定されています。

「環境に良いから」ではなく、「そのほうが心地良いから」。
ごく自然に、シンプルにそう考えるわたしたちは、豊かであること、心地良いこと、楽しいことを根本的な価値基準に置き、サステナブルなプロジェクトを行政や事業者と協働して、企画やデザイン、コンサルティングを行っています。

CASE 1

HOZUBAG

CLIENT：京都府亀岡市

2018年、緑豊かな京都府亀岡市が「かめおかプラスチックごみゼロ宣言」を国内外に発表しました。市民への啓蒙活動の一環として、行き場を失った使用済みのパラグライダーに着目。シアタープロダクツは「持続可能であり、市民の意識を変える」ソリューションとして、パラグライダーを回収・解体する工場を亀岡につくり、地上資源として循環させるプロジェクトを提案しました。一点物のエコバッグ「HOZUBAG」をデザイン、生産し、同時に雇用創出も叶えました。この取り組みはパリの展覧会で紹介され、バッグは世界5カ国以上で販売され続けています。

https://hozubag.com/

CASE 2

BRING

CLIENT：日本環境設計株式会社

古着を回収し、再生ポリエステル原料にリサイクルしてまた服を作る「BRING」（日本環境設計株式会社）の、DRYCOTTONYシリーズの製品のデザインディレクションを行っています。

https://bring.org/

FOOD

すこしの贅沢は、生活の中にある。
生活に欠かせない「食」をちょっと楽しく、ちょっと豊かにする、発明ともいえる試みを行っています。部屋の中に野菜が「置いてある」という状態をつくること、洋服店の入口に、人がふと休める場所をつくること……豊かであることとはなにか、シアタープロダクツは考え続けます。