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2021.05.06

SEASIDEのこと

SEASIDEのこと

海辺の町は風の日が多く、
風の強い日は電線が風を切る音が響きわたる。

自転車とか道路標識とか鉄で作られたものはすぐに錆びて、
独特の町の色を作り出す。

夏の日の輝きも素晴らしいが、冬の日の落ち着きも悪くない。

昔はイルカの群れが現れては漁師たちがほとほと困り果てていたものだが、 最近はめっきり少なくなって、なんだか寂しさすら感じている。

灯台のある丘には水仙が一面に広がって、寒い日にはクラムチャウダーが格別に美味しいレストランにみんな祈るような姿勢でいそぐ。

あちこちにアロエが生い茂り、たくさんの花が咲いているこの町には、 フランチャイズのスーパーマーケットがなく、個人経営のシーサイドマーケットがみんなの台所を支え続けている。

数年前にリニューアルしてからは、オリジナルのショッピングバッグが人気らしい。

沖に戦跡が見えるビーチには一面にハマヒルガオが広がっていて、そばにあるスーベニールショップの店主は早朝の砂浜に出て貝殻を拾う。
(もし桜貝を拾いたいなら、店主よりも早起きを)

ガソリンスタンドの角を曲がって、 リュウゼツランの花が 珍しく咲いた道路を進むと、 少し町外れの岬の上に立つホテルに着く。

ルーフトッププールとダイニングが有名だが、ロビー横にある水色のラタンチェアが並ぶカフェもおすすめ。

椰子の並木が目印の、60年代にオープンしたらしい海岸沿いのドライブインシアターは今も健在で、創業時からあるフィッシュアンドチップスがみんなの目当て。
(とてもボリュームがあるので何人かでシェアすること)

あと、ツルバラに覆われた、毎日が誕生日のキャンディショップも忘れてはいけません。

海辺の町は海と共に生き、海と共に眠ります。

すべての人の中に海があり、汗をかいて涙が流れます。

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